橋本 Hashimoto   Baku

橋本 Hashimoto   Baku

文と武 (Scratchpad)

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無為徒食の徒
むい・としょく

梅棹忠夫『わたしの生きがい論 / 文と武』

  • 出家(しゅっけ)と在家(ざいけ)
    • 大学人と経済人
    • 文人と武人
  • 武 目的合理性の貫徹
  • 非目的的から合目的的
  • ゲマインシャフト → 地縁・血縁
    • いつかの上野先生の本では、ある意味束縛的で選べない縁として書かれていたが、定義をたどると「精神的連携」も意味する?
  • ゲゼルシャフト → 社縁
  • 東浩紀 - 家族的なもの
  • 母校の校訓が「文武両道」
    • だけど文 = 受験勉強なんだとしたら、両方武でしょ
    • 「文」としての学びを一生知らない人たちも居る

折笠 良さんの作品はなんであんなに尊いのか

忙し過ぎるがゆえ作品に宿るもの

  • 他者性
  • 分業的に、並列的に進めたがゆえの、フォーマット感、クセの無さ
    • 川村 真司作品の大半
    • それを肯定的に捉えることもできるが、僕はクセがあってほしい

暇な人の作品が世の中から相対的に減った
Filmographyが10個とか20個あっても、たとえ短編であっても別に観ない
山村 浩二さん作品は(幾多の北を除いても)総尺8hrsあるらしい

研究医か臨床医か

アートをしているひと、新しいものを生み出そうとしている人は前者だと思う
高跳びの世界
飛んだ飛距離の合計値ってのは関係なくて、一度でも5mを飛べたかどうか、それだけ

去年のひろしまアニメーションシーズンの川村真司特集で、おそらく御本人がセレクトした4作品のうち2つは、20代前半に高校の同級生のバンドのために自主制作したミュージックビデオ。御本人のセレクトか大会側のセレクトかは知らないが。広告としての文脈を捨て去り、裸のアニメーションとしての力だけを観られる場において、彼がそうした作品をセレクトしたのは示唆に富んでいると思う。10年経てば結局そういう作品しか勝たん(戦いのメタファー...)、じゃん、的な。

折笠さんに感激するのはそうした「たっぷり時間があるひと」にしか成し得ない佇まいが作品に宿っているから?
一年かけてロラン・バルトのテキストを味わう 毎日