ツールの分化

ユーザー自身がその使徒に合わせてツールを組み立てられるツールキットを提供する。具体的な使われ方を想定し、そのための機能をツールにハードコードしない。

Lispではユーザに独自のオペレータを定義する自由があるので,Lisp を必要なプログラミング言語にきっちり仕立
てることができる.ユーザがテキストエディタのプログラムを書いているのなら,Lisp をテキストエディタを書くた
めの言語に変えることができる.また CAD ソフトのプログラムを書いているのなら,Lisp を CAD ソフトを書くため
の言語に変えることもできる.そしてどんなプログラムを書くかまだ確かでないなら,Lisp で書いておくのが安全な
賭けだ.それがどんな種類のプログラムになったとしても,それを書いている間に,Lisp はその種類のプログラムを書
くためのプログラミング言語に進化していることだろう.

On Lisp, §0.1 , Paul Graham