雑に上映をする(Berlin Music Video Awardsとか)
去年の6月、EU-JP Animation Residencyの一環でアヌシー国際アニメーション映画祭に参加する機会があり、ついでに欧州を周遊した。途中でミュージシャンのPowder、5iveと合流して、彼女の出演するイベントやフェスについて行ったり1。
ベルリン滞在中に、ちょうどBerlin Music Video Awards(BMVA)が開催されていた。
Laurent Nathan Greyと一緒に監督したMV Mola Oddity - Sadday がノミネートされていたので現地参加してみたところ、Best Experimental を受賞した。同部門にはOK GoのMVも入っていて、「つまりOK Goに勝ったってことだよね」とLaurentと冗談を言い合った。
会場は、元発電所近くの屋内と外とが緩やかにつながったクラブ。屋外にはDJブースに、プールにチェア、タトゥーブースまである。屋内の上映スペースは適当に出入りできて、上映もMTVスタイルだった。曲の始まりと終わりにアーティスト、楽曲、ディレクターのクレジットが左下にインポーズされるアレ。陽キャなMCのお姉さん二人が会場を煽りまくる。





協賛でコンドームが無料頒布されたり、ノミネート作品のなかにもPornhubでのみ無修正公開している「セックス五輪MV」があったり(職場閲覧注意。Best trashy = クソ大賞を獲っていた)、ベルリンのナイトライフらしい猥雑で大らかなフンイキが漂っていた。

どうやら日本勢もいたっぽい。
個人で活動する日本人アーティストのMVがBMVAでの選出・上映に至るのは、非常に稀なケースであり、国際的な評価を受ける快挙となった。
(ぼくは個人扱いじゃないのか)

必ずしも自分にとってリラックスできる空気ではなかったんだけど、いわゆるアニメーション映画祭とかカンファレンスの形式に慣れきっていた自分には、こういう「雑さ」も悪くないなって思った。
- デジタル映画祭のヒントになりそう
- 「雑」とはかいたものの、イベントとしてキッチリと作り込まれた雑であることには変わらない
- 2013年初開催だから、新千歳よりも少しだけ歴史が長い
- 会場で監督インタビューも撮影された。Laurentにほとんど応対してもらいつつ、自分のカス英語がどこかにアップされているはず(怖くて観れない)
- BMVAはカテゴリも面白い
- Best Trashy(クソ部門)
- Best Low Budget(低予算部門)
- Best Bizzare(奇妙部門)
- Best AI(AI部門)
- アニメーション映画祭は、1つのプログラムごとに5-20分の短編が5–7作品ほど詰め合わせで上映される。プログラムごとの予約・購入が必要な場合が多く、フェスさながらにタイムテーブルとにらめっこしながら周遊することになる
- MV専門の映像祭でいうと、London Music Video Awardsもあるみたい。BMVA授賞以降、おたくも出品しませんかってメールが来るようになった
- 新千歳国際アニメーション映画祭にも「ミュージック・アニメーション」部門なるものがある