I’ve redesigned my website into a digital garden, where my independent works, commercial projects, and personal notes are placed all together.

お盆休み中にサイトを大幅に更新しました。10代から使ってきたWordPressをやめて、自作CMSに移行しています。もともとは Featured Projects のために開発したものですが、まずは自分のサイトで実験を兼ねて運用してみます。

文字通り「網の目」だったウェブが、「タイムライン」とかいう線形的な世界に押しつぶされて久しいわけですが、最近ぼくが面白いのは、インターネット本来のコンヴィヴィアリみ、猥雑さを換骨奪胎していかんとする動きです。雑多な列挙にはなっちゃうのですが、たとえば「HTML Energy」や「デジタル・ガーデニング」、「Indie Web」、Obsidian CEOのSteph Angoによる日記、黎明期から活動するネットアーティストのOlia Lialinaが90〜2000年代のホームページ文化について回顧したエッセイの「ヴァナキュラーWeb」とか。そして「Local-First Software」という、ユーザーデータの所有権を、クラウドなんて人様のコンピューターからローカル中心に取り戻そうよ、って設計思想も最近はあったりします。

このCMSもそうした潮流に影響を受けています。階層や線形構造は持たせず、ローカルに保存した1700ページ以上プレーンテキストを同期して更新できる仕組みにしました。「しずイン」や「state」といった個人開発サービスに対する、ぼくなりの連帯のつもりでもあります。いずれは他の人にも使ってもらえる形に整えたいと思っています。

もうひとつの報告として、13年所属した事務所から、ふんわりと独立しました。とはいえINS Studioや、海外案件を支えてくれたVertigoには、引き続きマネジメント面でお世話になっています。それに伴い、2019年以降はほとんどお断りしてしまっていたクライアントワークの方も再開していくつもりです。是非ご相談いただけたら嬉しいです。

空間演出、実写、インディペンデント・アニメーション、HCI、インタラクティブ領域と、いろいろな分野を浅くつまみ食いしてきて感じるのは、それぞれの世界には固有の空気感やノウハウがあるということです。その「ノリ」の違いに面食らうこともあれば、自分が知っている別のノリを持ち込んで衝突してしまうこともあり、逆に深く感動させられることもあります。

けど、越境とか学際とか言えば聞こえはいいですが、要するにぼくはそのシーンに関して無学なまま踏み込んでしまっている、ということでもあります。だからこそ、この独立を機に、改めてそれぞれの業界について勉強し直しつつ、良いプロデューサーやプロジェクトマネージャーの方々と多く出会っていけたらと思っています。

よく北海道在住だと誤解されるのですが、東京に住んでいます。Discordでの作業通話や散歩、ご飯など、気軽に声をかけてもらえたら嬉しいです。