橋本 麦∿Baku Hashimoto

2018.Apr.27

十代の頃、モーショングラフィックスで初めて自覚的に好きだと感じた映像がSTARDUSTのWinXPのCMだったと思う。当然LoganのiPodのCMも好きだったけれど、一方でonesizeのただ単にデジデジしていない独特なグリッチやアナログエフェクトの使い方も凄く研究していた。1stAveMachineのAaron Duffy感のあるトンチの効いた広告映像や時々作る意図の全く読めない謎CGも両方好みだったっけか。

GUMNKを始めとしたFUIや、ロボやメカニック、国内のFlash系MGシーンはあまり自分のバックグラウンドに無かった。だからCG齧ってる男の子なら当然そういうフェチはあるよね? という業界の無意識の前提が個人的にしんどくて。最近作ったモーションが、珍しくそういう種類のストレスもなく、この数年の興味や空気感の好みがカッチリ噛み合った感覚があって楽しかった。