Baku Hashimoto

橋本 麦

artcode

ArtとCodeが二項対立で語られるのは凄く違和感がある。言い換えれば「美的センス&デッサン力」のようなもので、元からお互いに干渉しあっている、渾然一体としたものなわけだから、いまさら融合もクソも無い。

っていうのが僕個人の感覚だ。2割位は「ITネイティブ」感を自己演出してオッサンをビビらすために言っているような気もするし、だけど多分本音だと思う。

確かに僕の場合は「5・6年生にもわかるJavaScript」を勉強し始めた時期と、なぜか爺ちゃんが知人から譲り受けたクラック版Photoshop 6(ご丁寧にCDラベルまで自作してプリントしてあった)を触り始めた時期は一緒だったし、厨二の頃「真のハッカーは、科学、プログラミング、文学、アートの全てがより高次の創造的遊戯に融合されがちだったりする」みたいなこと言ってる文に感化された経験も、そういう価値観の形成のルーツとしては大きいかもしれない。

Art&Codeなんて自明じゃないか! って言い切るのはさすがに無理があるとしても、CGやフィルム技術、リトグラフや花火、さらには染色や鍛冶の技術もかつては「Code」的な存在だったように、Codeも自然と「工芸」的な佇まいになっていくだろうし、Coderもこの数十年で「職人」になっていくのだろう。

だから、ArtとCodeを峻別する感覚自体が無い人こそがArt&Codeな人間なんだろな、と思うし、僕もその一端でありたい。少なくとも、両者を「&」で繋げてドヤる人に「Art&Code魂」は感じない。

ofxAEKeyframe

最近やった撮影で効率化のためにoFで自動撮影するシステム組んだんですが、なんかaddonに出来そうな雰囲気を醸してたのでまとめてみました。初addon。

ofxAEKeyframe / baku89

oF側からAfterEffectsにキーフレームをコピペ出来るやつです。

比嘉さんのofxAfterEffectsKeyframeParserが、AEのキーフレームのデータをoF側でパースするaddonだったんで、丁度その逆です。

映像制作にも楽器を弾くかのような即興性があれば良いのになって前々から思ってたけど、Adobeは謎ニッチな機能ばかりAEに追加するし、自分で作るしか無いなぁと最近は諦めてます。

このaddon使えば、LeapMotionで取った手の動きとかをAEに読み込めたりするんで、かなり俺得な作業環境作れそう。

等圧線

天気予報の、動く天気図のアニメーションを観る度結構考え込んでしまう。

気圧のマップを階調をポスタライズして輪郭検出するにも、前のマップから今のマップまで単純にフェードでつないだとて、低気圧の穴の先端部分がそのまま動いていくようには見えないし(穴が消えてそのすぐとなりに別の穴が出来るように見えるはず)、前線を動かすのも難しい。

僕らがAEでスプラインアニメーションを作ってるみたいに、技術的には難しくは無いんだろうけど、天気予報士さんでもデータを入力出来るようにどうシステム化するかとか、そういうアレコレを思いながら観てると、天気予報が物凄く面白く思えてくる。

で、多分難しく考え過ぎなんだろうなこれ。

ファッション

ファッションセンスでナメてくるかどうかで、逆にファッションセンスで人をナメるような人かどうか判断出来るから、ダサいのは得。

服以外にも、インテリアやステーショナリーみたいに、拘りがファッションになる分野は多々あって。個人的には一般人がファッションと感じる分野にたまたま関心が無い代わりに、一般人の服やインテリアに対する拘りと同じ位のそれをテキストエディタの環境設定やC4Dのワークスペースに感じてるというだけで。

服がオシャレな人に限って、ダイソーで売ってるプラスチックの引き出しを使ってたり、VAIOのプリインストールアプリがデスクトップを埋め尽くしたりしてる訳で、自分や他人にとって「何に拘る事がファッションなのか」を相対化出来る位にリテラシーやセンスのある人かどうかを、自分がダサくなる事でリトマス紙的に判断出来る。

っていう自己欺瞞を思春期の頃から続けてる

GrayScottGenerator

GrayScottGenerator – baku89

最近チューリングの映画観てきたんで、仕事の合間にチューリング・パターンを連番として書き出せるツールサクッと作った
いうてシェーダ部分はofxFXのサンプルの引用だけど…
普通にモーショングラフィックス案件で使いたいな

透視法

Cinema4Dで、バーテックスシェーダも自分で書けるようになったら良いんだけどな。自分で新しい透視法を作れる。


遠くのものほど大きく見える って透視法があったって良いし、アイソメとか平行投影系の映像はそこそこ増えてきちゃっているから、ルックとモーションと、透視法まで毎案件デザイン出来たら最高に俺得だ。


ってか実際にあった。これ凄くいい


「遠くのもの程小さく見える」ってのは、自明な事に思えて、角度でものの大きさを捉えるレンズ眼の性質でしかない。例えば平らな網膜の上に細いストローの束を載せたような構造の眼があったとしたら、世界はストロー束の幅分の視野を持つ平行投影図に見えるだろうし。


言っちゃえば近くのもの程解像度が必要ないきものにとって、レンズ眼の性質は合理的だし、フォーカスという概念がない代わりに、同じ大きさのものは距離に関係なく同じ大きさで結像する平行投影図はあまりメリットがないんだろうな。


このアカウント、逆透視法(?)めちゃくちゃ研究してて面白い Maya用プラグイン作ってる。


これはちょっと違うけど面白い。

アイディアもの

「アイディアもの」って、「アイディアもの」っぽいトーンが確立してる感じが好きくない。

これはバレットタイムだ、3Dプリンターだ、ワンカットだ、とか、アイディアが言語情報として頭に入ってくる作品じゃなくて、
アイディアやルック、音と映像のグルーヴが一体となって「佇まい」として記憶にこびりつく作品が好き。

だから、そのアイディアを説明するためのカットが挿入されてる作品とかすごくダサいと思うし、そのアイディアを取り入れた事で作品の佇まいが変化していかないと何の印象にも残らないし、こう、昨今の「アイディアもの」にありがちなトンマナに触れる度どこかモヤっとする。

このMV、テクネ感は無いけど思想的にテクネ的だと思ってる。

そしてDirk Koy監督の作品、僕以上に僕のフェチを知ってる感じが怖い。


ちなみにこの人の習作集の中に、このMVのルックの元になったと思われるFlashがあった。2段目中央。
Equipo – Visuelle Kommunikation


これも「クラウドソーシング」だけど、佇まいがある

「時間操作」

目に焼きつくような明るい残像のコンポジット

リールの冒頭の、目に焼きつくような残像のコンポジットの仕方。最近またこのプロジェクトをいじる機会があって、自分でもやり方を忘れていたのでメモ。


こいつが元素材

その上からエコーをかけた

こいつを「カラー」で合成。

で、背景に

をおいてやると


完成。

エコーエフェクト

レイヤー

上から「エコーかけたやつ」「通常」「背景」
(背景が乗算になっていたけど、多分関係ない)

「カラー」は、下のレイヤーの輝度だけを残しつつ、色相と彩度を適用するという描画モードらしいです。


とにかく案件ごとにルックをガラリと変えていくのが楽しいみたい。多分、実作業時間の2割くらいはルックの試行錯誤に費しているような気もする。さすがに大げさかな…。

せっかく考えたコンポジットの手法が誰にも知られずに終わるのも勿体無いので、出来れば毎案件何かかしら備忘録的に書き留めていくのを習慣づけられたら良いなーって思ってる。

ギーク女子

アイドルやレイヤー、ミスキャンにプロウグラミング能力をちょい足しした感じじゃなくて、喪女でナードなギーク女子にこそ活躍して欲しい キャッチーな奴が目立っていくんじゃなくて、ただひとつ成果物のみで評価されるような空気感が広まって欲しい

と思ったけども、チーム内に居ることによって上がる男性の士気と生産性で、コーディング能力の大した事なさをペイ出来るだけの顔の良さがあったら結果的に貢献している事になるのか、とも考えちゃって だけどそういうのなんか、すごく悔しい

FITC Tokyo 2015

mag0c0roさんがシェアされてたFITCのOP、久々にグッときた。この動画をツマミに一晩飲めるくらい語れるネタ多いし、興奮して寝れなくなった。インターステラーの重力レンズ効果初めて見た時の8割くらいソワソワする。