よき観客から学ぶgrass

This is a semi-public garden page — a draft, left open on purpose.

今年の3月から、全3回にわたってHuawei Japan社内にて講演をさせていただきました。CG/Computer Vision系の研究の最前線を伺いながら、そうした技術をアーティストはどう転用や誤用をし、視覚スタイルや美学を作り出しているかお話しています

CG/CV/HCI研究の世界には、メディアアートやアニメーションの素晴らしい観客がいることにもっと自分たちは自覚的になってもいいと思った。お話する度に得られるものが多すぎて、独り占めするのも忍びないから、ちゃんとした交流に発展させられないか考えてしまう。

研究者でありながら、アカデミアの作法や制度に閉じずに「在野」と関係性を築き続けている加藤淳さんは改めてえらいなって思う。今のところお呼ばれしてばかりだから、現場の作り手側から、研究や開発に関わる方々をお招きして勉強したり交流する動きも作りたい。

名状しがたいお茶会アニメ、ゲーム、絵、音楽、小説など、面白いコンテンツを作る・作れる・作りたい人たちと、その活動を応援したい人たちの集まりです。お茶を飲みながらざっくばらんに語ります。 junkato.jp

(接点が増えてきたのであえて言うと)同じことは人文系にも言える気がする。工学や情報系にも人文知のいい観客って沢山いる気がしていて、逆に論壇の中の人が観客の実践知に学ぶ機会があればとても楽しいと思う。ちなみに、ゲンロンのイベントで自分が一番好きなアーカイブ動画:


もっと厳しく言えば、現代思想の(メタフォリカルかつちょっと雑な)援用の源が、数理論理学や量子力学からコンピューティングやAI技術に移ってるような気がする。ちゃんと技術を手で理解していないがゆえにほんのりと滲み出るソーカルみ1を、観客は生暖かく見逃してくれている現状がある。人文「科学」を銘打っておきながら、科学的方法論や、実学的なものに対する尊重が非対称だと思う

  • それはWWWはリゾーム的知の実装だ!みたいなことをいう情報系の人も同じなのかも ドゥルーズ+ガタリ読みました?って
  • Sigmaの製品発表で、脱構築だのブリコラージュを勿体ぶって言うことの人文系の方の評判も聞きたいな
    • 基本的には、スノビッシュだろうと、言葉として援用してくれてありがとう!って感じなのかもしれないけど