インターネット世代の徒弟制grass
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つまり当たり前ですがDTP第一世代で上の世代がいないので、自分たちの師匠はマニュアルなんですね(笑)。流派で言えば、三遊亭でも古今亭でもなく、マニュアル亭(笑)。マニュアル亭直宏。うわ、ダサっ(笑)。
しかし、僕に湧き起こったこの感情は、そのままインターネット以降の世代に響くと思います。これからの時代は、師匠不在ではなく“師弟”のかたちが変わっていく。直接教えを授かるのではなく、様々な現場で学んだ後、先駆的存在を勝手に師と仰ぎ、リスペクトを発露としながら、進んで伝統を継承する師弟関係もありなんだと。
テクノロジーを味方に、最前衛の実験の現場に身を投じる人たちは、その知識や技術を直接伝授する師匠がいないのは当たり前。でも、僕にとっての田名網先生や松本先生のような、生き方や姿勢、佇まいを学べる存在はいるはず。僕は、弟子として、松本イズム、田名網イズムの継承をしていくつもりです。
だから、インターネット以降の世代でも、リスペクトの表明という形での表現精神の継承、つまり新しい形の師弟制度はなくなることはないと思う。
インターネットに教わった分、インターネットに無責任に霧散させていくものと思いきや、ゼミや会社という場での徒弟制に戻るのが解せない、って田中良治さんに詰めてしまったことがある
田中さんと同世代の、ほんのりネオリベ的で、文化的にはやや貧しいWeb業界インフルエンサーばかりが目立っている中で、田中さんこそかっこいいのにっていうクソデカ感情もあったのかもしれない。かっこいいがゆえに声がデカくないことへのもどかしさ
同じ気持ちは坂本政則さんにも憶える。かっこいいのに。ご両方とも、もちろん業界内でのプロップスはとんでもなく高いし、錚々たる受賞歴もあるけれど、それこそ深津さんくらいに影響力があってもいいのに
話は変わるが、かつてのスキゾキッズ達は、ちゃんと昔語りをサボらないのがカッコいいと思う
歴史と伝統として尊ばれることを期待するんでなく、あるいはそうした権威性を極端に拒否するのでもなく、最前衛にいたからこそ感じた酸いも甘いも、そしてスベリも、粗雑にダダ漏れさせていく
伊藤ガビンさんは、ひょうひょうとしながら、実はそこをちゃんとやろうとしている感じがする