
ファーウェイ・ジャパン講演『不気味の谷の脇道』
ファーウェイ・ジャパン社内のCG研究者やプロダクトデザイナーの方々に向けて、一時間半ほどの講演を行いました。
コンピュータグラフィックス研究はこれまで、写実性の向上や「正解画像(ground truth)」への収束を目標として発展してきた。一方で、アーティストやクリエイターの実践においては、技術的制約や計算過程に由来するノイズや歪み、誤差といった要素そのものが、新たな質感や美学として発見されてきた歴史がある。
本講演では、現代アニメーションやメディア・アート、インターネット美学などの事例を参照しながら、技術的な「失敗」やユーザーの「誤用」がいかにして視覚文化のスタイルとして定着し、さらには産業的な需要へと接続されていくのかを考察する。あわせて、近年の Neural Rendering や 3D Gaussian Splatting に見られる特有のアーティファクトや不安定性が、新たな表現領域としてどのように受容されつつあるのかを、自身の制作実践も交えて紹介する。
Takeaways
- Expression often begins as misuse
- Avant-garde practice can function as expressive R&D
- New media need a "wilderness" beyond intended use
- More exchange with creative practitioners in the wild