連続講義『アート&テクノロジーへの問い』#2 道具と装置(人間について) (メモ)
このページは個人的なメモ書きです。何かあればご連絡ください。
- 道具が生まれる = 人が生まれる
- 道具の道はtao
- tao(名詞)じゃねぇ、taoingだ。って話って誰だっけ?
- 色んなカテゴライゼーションをしろ
- 言葉の名前は恣意的だ
- 道具の英訳
- tool, instrument, equipment, implement, colortry, prop, gadget, gizmo, gear, device, machine, apparatus, goods
- 「具」「器」「置」: 道具に共通する概念?
- Instrument / Equipment
- 相互作用があるかどうか, instrument = 楽器 ある
- Instrument interaction
- WIMPモデル: Window, Icon, Menus, Pointing
- equipment = 自立する
- ハイデガー - 『芸術の根源』: 全然わからねぇ
- 『存在と時間』のあとに書かれた
- すべての人工物は道具である
- 道具は透明
- 絵画は描かれた対象を指し示す
- 指し示されたことで、本来見えない、透明だった道具が存在することになる
- 存在は指し示されることにはじまる
- 大地(エルゲ)から世界(ヴェルト)が立ち上がる
- hasaquiさん: https://heideggerforum.main.jp/ej11data/Taki.pdf
- 農夫の靴
- アグリーなものが良い
- WIRED: https://wired.jp/membership/2023/10/20/series-philosophy-of-technology-1/
- 大地と世界
- 道具的存在と事物的存在
- 「ハイデッガーにおける芸術の本質」 - 佐々木徹
- 真実 - 不・伏蔵性
- 「見えなくする何か」が作用していないもの
- ポイエーシス
- 「襞(ひだ)」 ドゥルーズ
- アンドレ・ルロワ=グーワン
- 『身ぶりと言葉』
- 因果律、ねぇよ
- 二足歩行、手の自由、道具の発明 = 人間
- → という因果律
- ルソー批判
- 言語起源論 (ルソー)
- その背後にプロテスタンティズムが色濃く有る
- 本当は教会を持たない、聖書こそ教会
- 神父と牧師
- 福音派もプロテスタント?
- 個人主義の原点
- その背後にプロテスタンティズムが色濃く有る
- 言語起源論 (ルソー)
- 鏃、黒曜石
- テクノロジーによる記憶の外在化
- モノを通して人を観る
- 喜納昌吉 - ナイーブアート
- 楽器が西洋音楽を記憶している。
- 「できる」のは、発見
- 道具が表現空間を張る
- 砂澤ビッキ - OKI
- 宮古島とアイヌが結婚した
- 手もまた道具
- ものそのものに書き込まれた、そのものの成り立ちの手順 = プログラム
- pro - gram {write}
- 石上純也 チョー面白い
- 話し言葉と書き言葉
- パロールとエクリチュール
- サイバネティクス的には: 生物はエクリチュールとプログラムによって出来ている
- デリタ『グラマトロジーについて』
- Bernard Stiegler『技術と時間』
- 『偶有からの哲学』 から最初に読むのがいいよ!!!!!!!!
- Philosophising By Accident (偶有)
- デリタの弟子
- 『メノンのアポリア』
- invension, discoveryって言っちゃう
- メディア(道具)を介することによって、自らの内なる他者と出会うことになるのです
- 教育論的にこの考え方面白くね??? わかる
- 第1〜3次過去把持、Edmund Husserl、Benard Stiegler
- 第3次過去把持: 機械による記憶の外在化
- 言葉に出来ないものは蔑まれてきた
- 古代ギリシャ: メトロポリス: 自由市民 - 技術者は入り込めなかった
- 技術、モノ、事物に近い人間は蔑まれてきた
- 技術によって、エクリチュールを取り戻すことができるんじゃないか?
- ナカタクさんのテキストとかそうだよね
- 『偶有からの哲学』 から最初に読むのがいいよ!!!!!!!!
- Bernard Stiegler『技術と時間』
- ジュネーブ, フランス近い
- 逃げていくのに便利
- 各所から逃れてきた人、プロテスタント、カルヴァン派が集まる
- だからこそ赤十字
- イスラム 利子だめ
イスラム銀行(イスラムぎんこう)は、イスラームの教義、慣行に基づいて運営される銀行のこと。ムスリム(イスラーム教徒)は、リバー(利子)を取って金銭を貸すことを禁止するクルアーンの言葉に従い、シャリーア(イスラーム法)において利子の取得を禁止されている。したがって、基本的に無利子の金融機関として運営される。現代の世界金融市場の主役の一つとなっているヘッジファンドや、先物取引のような金融システムは、イスラムにおいては基本的に認められない。
- 日本はあらかじめポストモダンだ すげぇごかい
- 作品は、新しい道具である。
- 道具は芸術じゃない!!! by Martin Heidegger
- 知らんわ!! by 藤幡正樹
当初、私はこのプロジェクトを、アート作品のようなものと位置付けて始めて、では、アートとしてこれがどう位置づけられるのかを知りたくて、あんまり興味がないアート業界の文脈を追いかけてみたりしました。結果、stateのようなものをアートとして仲間に入れてくれるような空気は特に無さそうだなーという感想を持ってしまったのですが、stateが世の中に存在していないコミュニケーションと空気感の提案である限り、誰がなんと言おうとアートなのである、と考えています。今では、作品作品しているかっこいい映像作品とかに対して、これも作品である、と言い切る自信がつきました。
- 自分が生きていることを確認する。
- 自分が、創造的であることを確認する実験道具。
- 愚者としてできることは、ゴッホと一緒
- 「農夫の靴」がハイデガーに文章を書かせた。
- ゴードン・マッタ・クラーク
参考図書
- 『写真の哲学のために: テクノロジーとヴィジュアルカルチャー』ヴィレム・フルッサー Vilém Flusser
- 「カメラマンはカメラにプログラムされる」
- シンセサイザー、使えねぇのにコレクションしているといったら、坂本さんが思い浮かんだw
- これ、僕がずっと探していた言語相対論のツール版じゃね?
- ギブソン - アフォーダンス
- UI論における誤読された意味の方ではなく
- 『盲目の時計師』 - Rechard Dawins
- 利己的遺伝子説
- 読んだ!!!!!!!!!!
- サイエンスライター少なくね問題
- マーチン・ガードナーも好き
- Mathematic Game - 『メタマジック・ゲーム』 の前釜
- 好きだった
- ライター: カール・セーガン、Douglas Hofstadter
- 本職: 佐藤勝彦、ホーキング
- writeはしないが経験的な知を体で伝えていく: でんじろう
- マーチン・ガードナーも好き
宿題1: 道具の分類
階層性をもったカテゴリに分類していく行為の限界。
- できるのはタグだけ。タグのうち、集合の全要素をできる限りそのいずれかに排他的に腑分けでき、かつあるタグとその否定の両方を含まないようなタグの組を「カテゴリ」という。
- (丸い, 赤い) は、その両方に含まれるもの(🍎)や含まれないもの(🕷)があるので、カテゴリとは呼びづらい
- (丸い, 丸くない) は確かに全ての集合を分類できるが、タグとその否定からなる。
a -> Boolという意味で、これは「丸い」というタグそのものと情報量として変わらない
- わかんない
- じゅじゅ玉 演出用の物
- 分類A; 不思議の環を持つか
- Strange Loop、Bootstrapping Strategy
- 自己言及能、自己改変能を持つ
- 道具自体の中に、道具を変化させていく機能を内包している
- 道具の指示するものが、道具そのものに向かっている
- 人と共に共進化していく可能性を孕む
- 「ソフトウェア」としての性質を持つ
- 持つ
- DNA
- 地球最古のソフトウェア
- 言語
- 「私」や「『や』という文字」、「括弧書きされたこの文章それ自体」を指し示すことが出来る。言語が言語に言及でき、言語のことを記述できる。ハードワイヤードされた本能ではなく
- コンピュータ
- シャカード織機、バベッジ解析期間、パンチカード型ではなく、ノイマン型(プログラムとデータを区別なくメモリ空間上に並置する)の発明こそが不思議の環では
- プログラムをプログラムの操作対象に含めることができる
- プログラミング言語
- セルフホスティングによる自己進化
- HTMLでHTML仕様やパーサーを記述できない。けどJavaScriptでJavaScriptは実装できる
- 3Dプリンター
- ただしRepRap型のみ
- その魅惑的な趣味性でもって人間を「沼」に引きずり込み、人の認知資源に寄生する。電力と樹脂を代謝しながら、モーターやホットエンドという(自己合成出来ない栄養素としての)ビタミンを摂取し、人の手を借りることで自己改良、自己複製する
- ただしRepRap型のみ
- CNC
- CNCでCNCは作れるの? エンドミルがビタミン
- 自意識、自分、心
- 「私」について考えることが出来る
- 万能チューリングマシン
- DNA
- 持たない
- それ以外のすべて
- 分類B; でっぱっているか、平らか、凹んでいるか
- 文明のルーツとともに、石器、壁画、そして土器
- 力を集中させるために尖ったものと、何かをまとめておくための凹んだものが便利なのはわかる。だけど実は「平面」の発明・発見は、道具として過小評価されているのではないか。平らな面の上に事物を展開することで、事物を2次元的に俯瞰することができ、人間の記憶や認知を外在化させることができるようになった。(要出典)
- 凸
- 尖っているもの。指し示したり、集中させるもの
- 情報の主体そのもの
- 人の出力や注意を一転に集中させるもの
- 人の身体の拡張としての道具は大体これ
- 例) トンカチ ナイフ ねじ回し ノコギリ アンテナ イヤホン メリケンサック Suica 鉛筆 ノミ のり 絵の具 カレドニアガラスにとっての枝(動物の使う道具) マウスホイール マウス マッサージ機 スライサー カメラ HTTP 懐中電灯 ハンコ 鶴瓶 スピーカー 三角コーン 箸 カーソル ガーベッジコレクション チェーンソー はさみ 刺青 新幹線 爪 爪切り 爪楊枝 カッター 音符 工具 ピアノ ドレミファソラシド 木べら ハンマー 筆 紐 カンナ キーボード クワ 硬貨 スマホリング カフェイン 学問 墓 石器 義手、義足 皮剥き器 ペン 鶴瓶 ライター 歯 ペニシリン ボール 絵文字 結婚指輪 ストロー 万年筆 メス 調理器具 指 指示語 砥石 フォーク 神棚 棒 高層ビル 直感 フック ハンドル ピアノ プルタブ 多層基板 石斧 割り箸 楽器 糸通し 箸 剣 ドライバー 顕微鏡 指紋 金歯 シンセサイザー 麹菌 杖 銃 手 針 柄杓
- 平
- tabula - table(テーブル)、 tableau(絵画)、tablet(タブレット)
- 平らなもの。何かを載せたり、一覧したり、対応づけたり、投影するもの
- 情報を顕にしたり、伝達、媒介したり、変調したり、整理するもの
- 情報そのものではないし、それ自体が情報を集めることも、留めることもない
- エントロピーに影響しない
- 人の認知のために、ものをフラットに俯瞰できるようにしたもの
- 平面に打ち付けることで、認知的に所有する、手に入れる
- 移動手段はこれに含まれる。対象物を眼前の平面に投影するのではなく、人側を対象物に近づけるためのディスプレイ装置として捉える
- 知的生産のための道具はだいたいこれ
- 例) 2001年宇宙の旅 Web VR VRゴーグル RDB(リレーショナルデータ―べース)DNA GPS 文字 git Miro イラスト まいばすけっと 法律 そろばん Slack ORM(オブジェクト関係マッピング) Grasshopper 目 学校 SNS 階級 インターネット CCBT TV 他者 Notion 冷却水 スマートフォン 伝書鳩 関数 自動翻訳 ケーブル 馬の鞍 LINE 盲導犬 座布団 エンジン CAD 歴史 記録媒体 本 コンパイラ 冷却水 パーサー 漫画 写真 机 照明 モニター 絵 メガネ クルマ 飛行機 方便 脳波計 腕時計 フィルム パイプ 藤幡正樹 モータ タイヤ 電卓 フォーマッター 水 タスクランナー エクセル 3Dプリンター 水車 パワーポイント ガラス フローチャート 石板 AI ラジオ 発電機 楽譜 公開鍵認証 歯車 斧 砂場 紙 手帳 リンカ 紙幣 金 数式 資金 借金 酒 自動販売機 貨幣 鎌 レジュメ 音楽 砂場 電車 自動車 階段 太陽 虫眼鏡 財布 看板 教師 無線 提灯 道路 暗喩
- **凹 **
- 凹んでいるもの。囲ったり、包んだり、閉じ込めるもの
- 情報を分節するもの、閉じ込めるもの、拾い集めてくれるもの、留めてくれるもの、より分けるもの
- 人のために、ものや他者をカテゴリに閉じ込めておくもの
- 人の恒常性を維持してくれるもの。人という存在をある状態に集中させてくれるもの。ケアしてくれるもの
- 薬、食べ物はこれ
- 衣服は、熱、裸というプライバシー性を外界から隔て守るものなので、このカテゴリに属する
- エネルギーもそう。人という構造の維持や、人に供する資源に秩序を与える(エントロピーを下げる)ための動力源
- 例) バケツ 骨壺 蚕 構造化プログラミング グローブ ゴミ箱 コンテナ 袋 楕円曲線暗号 土地 ルール 傘 契約書 構造木 ウルトラライトダウン 掃除機 輪ゴム 食器 服 保冷剤 氷 おたま 時間 ビニール袋 補聴器 家 概念 魔法 鍋 会議室 宗教 風呂桶 フライパン バッグ 箱 カレンダー スプーン 言葉 仮想マシン 家具 髪 水筒 ふとん 星座 哲学 ヒモ 病名 薬 ミント オレンジ スイッチ 釜 ベルト ロープ ボルト 盛り塩 順序 靴 心理学 マイク 言語 鍵 ダム 計量カップ 枕 パンダグラフ スタックマシン 現象 はかり 芸術 言語 椅子 ハンガー 忠誠心 身体 茶碗 部屋 動物 太陽光 カバン 釘 綱 卵 メジャー 空気 食器 糸 会計 光 口紅 洗濯機 石油 雪駄 地球 炭 提灯 ティッシュ 炎 祭り 砂 電池
- 意図して複合型として設計されているもの
- 例) コンピュータ Photoshop 万能チューリングマシン 3Dプリンター Arduino プログラミング言語 人材 自分 CNC(コンピューター数値制御工作機械) 人間 脳 友達 労働力 枠 自意識 心 数学 声
- 多義的過ぎて分類不可
- 例) アクセサリー 熱膨張性材料 プラスチック 木 環境 知識 石 骨 鳴き声 粘菌 半導体
- 文明のルーツとともに、石器、壁画、そして土器
- 分類C; ソフトウェアの分類に倣って
- Bret Victorの『Magic Ink』における3 Types of Softwareをそのままにした。ただこれは全然おもしろくないな。オンスクリーンの、GUI上の道具をあまりに前提としすぎている。書き出すのも途中でやめた
- Communication tool⊃ Manipulation tool ⊃ information tool
- 情報を得るための道具 - Information Tool
- 2001年宇宙の旅 釜
- 情報を操作するための道具 - Manipulation Tool
- パワーポイント Grasshopper
- コミュニケーションするための道具 - Communation Tool
- LINE Slack
- 分類D; フィルターとしての道具
- 音楽制作や、ノードベースUI
- Generator
- 情報を生み出すもの
- Filter
- 情報を変調させるもの
- Output
- 情報を人に顕にさせるもの
- 藤幡的に
- 生活のために必要なもの
- 戦争のために必要なもの
- コミュニケーションのために必要なもの
- 交通 = コミュニケーション
- 「北京交通大学」 = communication
- 原点は移動
- 翻訳が出来ない
- フランス語でコンピューター = ordinateur
- 順序をつけるもの
- 物事に秩序付ける
- 日本は翻訳ができない
- フランス語でコンピューター = ordinateur
宿題2
- Gordon Matta-Clarkは、どうして自分自身の作品を「ジェスチャー」と呼んだのか?
- ルロア・グーランの言う「身振り」への視点を含める
- リサーチというものが出来る人を選別するという裏テーマ
- むずいぞ!!!
- Gesture(ジェスチャー)
- André Leroi-Gourhan的に?
- 人類学的な意味においては、「言語」の前駆段階
- コミュニケーションや文化的表現にめちゃ大事
- 道具や技術の発展と深く結びついている
- 美術的には?
- パフォーミングアート、social engaged art と強い結びつき?
- マッタ・クラーク的にどうなん?
“I feel my work intimately with the process as a form of theater in which the working activity and the structural changes to and whithin the buiding are the performance. I also include a free interpretation of movement as gesture, both metaphoric, sculptural, and social into my sense of theater, with only the most incidental audience — an ongoing act for the passer-by just as the construction site provides a stage for busy pedestrians in transit.”
- 何もかも「プロジェクト」ですよね。
- pro-(前に) -ject(投げる)
- 投機
- work, projectの違い
- project, processは、object, artworkにはらないもの
- object
- objective = 「対物」レンズ
- pro-(前に) -ject(投げる)
- André Leroi-Gourhan的に?