俺得
最近、僕って器用貧乏だなー…って強く思います。
今、こうして制作で色々声を掛けてもらえるのって、
そこそこ色んなテイストのデザインができて、
そこそこソフトが使えて、
そこそこのクオリティーのものを作れるからに過ぎないんじゃないかって。
本当は自分のフェティシズムは凄くあって、、
高校までは、自分のフェチに正直に、好き勝手色んなものを作っていました。
その中で何となくだけど、
自分はまぁまぁカッコ悪くて、結構ダサい人間だっていうのは自覚していて、
かっこいいものをストレートにかっこよく描くことに関しては、
イケイケクリエイターやアーティストには絶対敵わないんだな
ってことに気づきました。
世の中は「潜在的にかっこよくなり得るもの」に溢れていると僕は思います。
クソみたいにファッションセンスの無い高校の教科担任、
品川、
Windows98のスクリーンセーバー、
手書きの部活動勧誘ポスター、
ネットに落ちてるダサい年賀状素材。
一般的にダサい、とされていたり、
デザイン性が求められていなかった分野を凄くかっこよく描きたいんです。
ストリートカルチャーや、ファッション、音楽、
こんなの、元々カッコよくて当たり前。
だけど、ダサくて当たり前のものが思いもよらずカッコよく見えた時、
本来相反するものが共存している、
そのギャップに、なんとも言えない高揚感を感じるんです。
ダサカッコイイ、というのも何か違っていて、
一般的にダサくても気にされなかったジャンルの表現に
かっこ良さやデザイン性という要素を持ち込みたいというか。