ポリモーフィックな仕事観 (メモ)
このページは個人的なメモ書きです。何かあればご連絡ください。
多相的に事物を捉える快楽はプログラミングや制作手法の一般化で満ちたりている 逆に今作っているものや制作仲間との交流はどこまでも具体的な存在であって、全くもって「プロダクト」や (Design Pannism的な意味での)「デザイン」、「チームビルディング」のような言葉で抽象化しえない
ぼくは「価値あるプロダクト」とやらを作りたいんじゃなくて、ただ自分のためにVive TrackerやCNCデバイスと連携したコマ撮りをマシに執り行うPWAをこしらえたいのであり、「クライアント」に寄り添いたいんでなく、10代から好きなこのレーベルに報えるビデオやアートワークを作りたいんじゃ、って思っている
結果そうして仕上がるものはプロダクトであり、関係性としてはクライアントに当たるのかもしれないけれど、そういう一般名詞として、例えば会社のステートメントに書くことには、とても違和感がある
だって、プロダクトが価値をもつなら自動的に興味が湧くわけでもないし、世の中の殆どのクライアントはどうでもいい。むしろ、自分がこうして培ったスキルを、ぼくに(真っ当な相場で)映像を頼める程度に広告費を捻出できるくらいに既に経済的価値が見出されて、成功しているもののために活かす必要はない、まである。もっとこう、まだ報われていないものの、ぼくにとって価値があるもの、ナードなもの、インディーなものに惹かれるし、限られた人生、できる限りそういうものに寄与したいっていう気持ちがあるんだと思う
トートロジーでしかないんだけど、自分にとって価値のあるプロダクトしか自分にとって価値はないし、寄り添いたいと思えるクライアントにしか寄り添えない