このページは個人的なメモ書きです。何かあればご連絡ください。
- この数年、グラフィック/モーションデザイン的なセンスとgen artのスキルが自然と溶け合った制作者を数多く見るようになって、これぞSTEAM教育の申し子 と嬉しくなる
- んだけど、手前も十分上の世代からするとそう視えてるから ってツッコまれた
- 小野龍一さん、フロクロさん、melonadeさん、Aodrarumaさんとか、Nagasenaさんなど、creative coding的なスキルと映像制作を併せ持つクリエイターが増えて来た(嬉しい)
- フロクロさんは、恐らく遠く佐藤雅彦の弟子筋(孫弟子)的な存在だと思ってるんだけど、佐藤雅彦的なトーンの呪縛に囚われていない むしろ、ある種の「軽薄さ」をかなり意図して取り入れているような印象がある(師匠殺し)
- QRコードの誤り訂正、認識能力の高さと、それを邪魔しないようなグラフィックの加工の仕方がすごい
- センスとして刺さっているわけではない
- SIGNIFのMotionographerのインタビューでも最後触れられていたけど、ノリとしてはFlash板 - ニコ動 - FRENZ - ボカロ - AviUtil的なものを感じるし、ドメスティックなものでもある — それは自分が10代だった頃からあまりうまく理解できないものでもあった
- 少年漫画、アニメ、ゲーム文化に幼少期から親しむことで育まれる「カッコよさ」観のある種の体系というか、そういうものから同世代からも疎外されて育ってきた身として、不感なのが悔しくもある
- これもまた、ある種のバニラ味
- 2.5D、ANSWR周りのお仕事をしていた駆け出しの頃を思い出す オタクなのにオタク文化は通ってない オタクっぽいセンスをエミュレートする(『みみめめMIMI』のMVとか)
- けど大橋史さんこそ、大学や院で学んできたアニメーションの文脈があった上で、どう自分の腹から湧いてくるセンスを無視しながら、ああいったセンスをエミュレートしているのか気になっている
- モーショングラフィックスが美大の中に居場所が無かった頃の寂しさを、Motionographerやアニメーション映画祭のような権威には取り上げてもらえない若い作り手に対して投影しているのかもしれないっていうのが自分の見立て
- 小野龍一さんは、かなりそうしたバニラ味から自由な方な気がする。サウンドアート、メディアアート的なものとか、触れている領域が学際的なのも関係しているのかな
- Aodarumaさんがmimoidにいることは凄く良いなって思っていて、インデペンデントアニメーションとボカロ文化的なノリの間の新たなピジン言語を生み出してくださりそうな気がする
- hsgnさんもまた、2501氏として活動していた頃のある種のセンスを過去のものとして精算しているような印象を持っている 聞いてみたい
- Nagasenaさんの人文、Makers的な出自もまた独特