橋本 Hashimoto   Baku

橋本 Hashimoto   Baku

プリティーンの女性表象 (メモ)

このページは個人的なメモ書きです。何かあればご連絡ください。

映像やイラストで、プリティーンらしき女の子がランドセル姿で死や暴力みたいな表象と綯い交ぜになってたり、露出の多い姿で描かれていたりするの、自分は毎回ギョッとしている いやお子さんですよ…って思うけど、一方で自分自身も普段はその違和感をスルーするよう訓練もされていて、二重でギョッ

もっといえば、中高生も無理

パートナーと秋葉原の「ヤマノススメ」の原画展に言った時、ファンの恐らく見た目的に同世代の男性が「ぼくはここなちゃん派だな〜」って話しながら通り過ぎていったのを、数年来思いすたびに食卓で話してる


ハイティーンにはなるけど、ぼざろ / 虎に翼の脚本家の吉田恵里香さんのインタビューが良かった。

『ぼざろ』『虎に翼』の脚本家 吉田恵里香が語る、アニメと表現の“加害性” - KAI-YOU

  • オタクっぽいのに、オタク的なものをちゃんと十分に吸収してこなかったので、未だに意図的にオタクっぽい性的描写に突っかかる回路を意識的にオフにないと深夜アニメが見られない
  • ユーフォで心底嫌いなのは胸の成長に言及するシーン 記憶を消している
  • イラストでもわりと当たり前に(単なるスラッとした域を超えて)少女的な骨格のものを見るし、ぼくが尊敬している作り手の方でもそうした活動を一方ではされている方もいらっしゃるのだけど、頭の中で「ペドいな…」という声が鳴るのを習慣的に無視している
    • 人権意識が高いというよりも、近親婚への忌避感と同様に、デフォで体が受け付けない 苺ましまろを観れるようになったのはむしろ訓練の結果、くらいの感覚がある
    • けどその、人間として心から尊敬できる誠実さや温厚さと、そうしたほんのりと禁忌的な表現(別にLOみたいな感じでもなければ、コールアウトされるほどでもない、パートナーは引いていたけど、そういう表象に慣れている人にとってはむしろ知的でオシャレ)とが両立する感じが、すごく人間臭くて好き
  • 『フミコの告白』も、その意味で苦手だった。クオリティが凄まじく高いだけに、「パンツ」の下りがどうしてもノイズで。その後も彼の作品全般にそうしたノイズは散りばめられていて、『アルペジオ』以降、まだ見れていない。年齢を経るほど、異性としてというよりも、10代の生徒として観るようになったから、「可哀想」に近い感情が湧いてくるようになった。告白の台詞が「味噌汁つくっちゃる」っていうのも、ベタベタに家父長的な感じがして……。