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title: 翻訳文体ガイド
date: 2026-03-11T00:00:00.000Z
updated: 2026-03-11T10:35:22.790Z
tags:
  - llm
  - translation
url: https://baku89.com/translation/guide_3_2
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# 翻訳文体ガイド

翻訳用ノートを書くときの、[chatgpt#icon](/chatgpt#icon)が分析したガイド。

## 基本姿勢

- 目的は逐語訳ではなく、日本語圏にその議論を流し込むこと
- ただし、要約や解説にはしない
- 優先順位は `論旨 > ニュアンス > リズム > 字義通りの一致`
- 語を訳すというより、機能を訳す

## 冒頭の型

翻訳ノートの冒頭には、原則として `::lead` を置く。

```
::lead
> [!note]
> - 原典: [Original Title](https://example.com/)
> - 著者:
> - 初出年:
> - 許諾:
> - ライセンス:
> - 訳文の状態: rough translation / draft / revised
> - 備考: リンク切れ確認時点、書籍版の有無など
::
```

### 書き方

- 許諾未取得なら、ぼかさずそう書く
- ライセンス不明なら、不明と書く
- 冒頭は事務連絡に徹し、長いお気持ちは書かない
- 動機を書く場合も1-3行で止める

## 本文のレジスター

- 本文は常体
- 硬すぎる学術日本語にはしない
- 口語に崩しすぎて、原文の格を落とさない
- 原著者の `I` は基本 `わたし`
- 訳者自身の前書きや後書きでは `ぼく` でよい

## 文の長さとリズム

- 英文の語順を引きずらない
- 主語、述語、修飾は日本語として自然な位置に置き直す
- 長文は許容するが、1文1論点を意識する
- 接続で論理を見せる: `だから` `しかし` `とはいえ` `言い換えれば` `つまり`
- 原文に勢いがあるときは、その勢いを殺さない

## 約物

- 句読点は `、。`
- 疑問は `？`、感嘆は `！`。ただし多用しない
- 引用は `「」`
- 書名、論文名、作品名は `『』`
- 補足が訳者注なら、まず脚注へ逃がす
- ダッシュで強く切るときは `——`
- 三点リーダは `……`

## 表記

- 数字、英字、URL、製品名、略語は原則半角
- `UX` `HCI` `GUI` のような定着した略語はそのまま
- 年月日は日本語文脈に合わせる
- 不必要なカタカナ語の乱造はしない

## 訳語

- キーワードは機械的に固定訳しない
- ただし、中心概念はタイトル、初出、節見出しでぶらさない
- 初出では原語併記を許容する
- 既存訳が強い語は、むやみに発明しない
- 既存訳が弱いかズレる語は、文脈に応じて訳し分ける

例:

- `vernacular` は、タイトルでは「ヴァナキュラー」、地の文では「土着的」「その土地に根ざした」と訳し分けうる

## 訳注

- 訳注は脚注で入れる
- 本文の流れを止める説明は、本文でなく脚注へ
- 訳注の書き出しは基本 `訳注：`

### 訳注に入れてよいもの

- 固有名詞の背景
- 日本語での代替訳
- 語感や語源
- リンク切れ
- 参照時点
- 既刊邦訳の有無

### 訳注に入れないほうがよいもの

- 自分語り
- 長い感想
- 本文の論旨と無関係な脱線

## 引用

- 原文の引用を訳すときは、引用として見える形を保つ
- 引用内部の言い回しは、本文より少し硬めでもよい
- 引用元情報は脚注で支える
- 孫引きである場合は、そのことが分かるようにする

## 見出し

- 見出しは日本語に訳す
- 必要なら原題を副題や冒頭で補う
- セクション名は説明的すぎず、原文のトーンを尊重する

## 比喩、韻、言葉遊び

- 字面の一致より効果の一致を優先する
- 韻やダジャレは、日本語側で別の手を探す
- 再現できないときだけ脚注で説明する

## 短文と長文

### 短文、マニフェスト、断章

- 短く強く
- 説明を足しすぎない
- 言い切りの気持ちよさを残す

### 長文、講演、批評、学術寄りの論考

- 接続を補って、論理の階段を見せる
- 文化的背景は脚注で支える
- 段落ごとの熱量差を均さない

## 禁止事項

- 英文の構文をそのままなぞった日本語
- 何でも一対一対応で固定訳すること
- 訳者の説明を本文に埋め込みすぎること
- 原文の角を丸めて、無難な解説文にすること
- 格調を上げすぎて、読める人しか読めない文にすること

## 最終チェック

- 日本語として最後まで読めるか
- 原文の圧、皮肉、癖が消えていないか
- キーワードの扱いが節ごとにぶれていないか
- 説明過多を脚注へ逃がせているか
- 冒頭に `原点 / 許諾 / ライセンス / 状態` があるか
