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title: 古典は退屈
date: 2025-01-28T08:13:02.000Z
updated: 2026-01-08T14:50:43.362Z
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# 古典は退屈

### 古典鑑賞の3段階

1. 退屈だなぁ（けど人に言えないな）
2. いや、退屈でいいんだ（だってメディアに対する時間感覚もリテラシーも、違う時代のものだもん）
3. 退屈だけど面白い

- この時代にこれを作った心意義や先見性に、ジーンと来るなぁ
- むしろこれが「退屈」とされる程度に、色んな作品に影響を与えた

結局退屈なことには変わりない\
ゴッドファーザーはこの年になって面白く思えてきた\
市民ケーンやStingも、エッ普通じゃん…って感じだった

- けど地面を掘ってカメラスライダーの目高を低くした、とかそういう逸話にリスペクトを覚える感じ

古典じゃないけど、『ターミナル』を小学生の頃観たとき、全然ピンと来ず、当時父の彼女だった母に『大人になったら分かるよ」って言われた。分かりてぇ〜って思って20歳くらいの頃に見返したら、ボロボロ泣いた\
けど多分今見ると、エスニシティの扱い方とか、トム・ハンクスの自己満・健気演出につきあわされる女性の気持ちとか、色んなことがよぎって素直に感動できない気がする\
『宇宙戦争』（スピルバーグ版）、めちゃくちゃ良くない?　超克すべき的って感じじゃなくて、理解し得ない感じ、コズミックホラー性がすごく出ていた。あと、メイキングにもあったけど「アメリカ人が難民となるとこうなる」という生々しさ。（『シビル・ウォー』にもそういう質感を覚えた）

古典を全部生真面目に見る必要はなくて、心が整ったタイミングで自然と出会い直せばいい\
むしろ、そうした「古典」や「定番」のプリコラージュでしか会話できない業界人とのコミュニケーションツールとして、\
古典を通っておくことは便利、くらいの感じ

### 育子さん、タイジンさんと話した実験映像観

- 古典の4象限, | |,| 重要 |,| 重要じゃない |\
  \| 今見てもオモチロイ |,| 『SPACY』『Symphony No. 9』 |,| なんだろけ? |\
  \| テンポが退屈… |,| 『アートマン』（ごめんなさい） |,| 取り上げるまでもない… |
- [松本俊夫](/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E4%BF%8A%E5%A4%AB)は前衛芸術の系譜
- [伊藤高志](/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E9%AB%98%E5%BF%97)はもう少し工学的、認知的な興味に基づいている?
- [居田伊佐雄](/isao-kota)はその中間的
- 退屈でもいい、むしろその退屈さから学べるものもある
- 『工場の出口』『列車の到着』は、シネマトグラフが見世物小屋のコンテンツだった頃のもの。アトラクション的。
- 「フォーム（様式）」と「コンテンツ（内容）」、フォームの新奇さだけで作品を自立させようとすると、フォームが陳腐化したときに共倒れする。いい古典は、フォームの脱構築や相対化、そしてコンテンツの丁寧さや巧さ、それぞれに手を抜かない。
