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title: 2025 05 29 Www
description: ワールドワイドウェブのこと｜ARTICLES｜The Graphic Design Review 永原 康史 先生のこの記事、本当にすばらしかった。 親しんだプラットフォームがメタクソ化する中で、たとえばcatnoseさんのしずインや 清水幹太 さんの state のように、どうルールを工夫すること
date: 2025-05-27T00:00:00.000Z
updated: 2026-03-09T07:05:42.313Z
tags:
  - diary
url: https://baku89.com/ja/2025-05-29-www
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[ワールドワイドウェブのこと｜ARTICLES｜The Graphic Design Review](https://gdr.jagda.or.jp/articles/83/)

[永原 康史](/%E6%B0%B8%E5%8E%9F_%E5%BA%B7%E5%8F%B2)先生のこの記事、本当にすばらしかった。

親しんだプラットフォームがメタクソ化する中で、たとえばcatnoseさんのしずインや[清水幹太](/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E5%B9%B9%E5%A4%AA)さんの[state](/state)のように、どうルールを工夫することでインターネットに平穏さを取り戻せるのか、個人として取り組んでいる方たちもいる。

でも一方で、ぼくは最近、WWWの本来の思想に立ち返ることこそが今おもしろいんじゃないか、と思っている。つまり、サーバーとサービスが一体化した「プラットフォーム」をどうするかではなくて、「プロトコル」のほうが重要なんじゃないか、と。

たとえばHTTPとかSMTP、POP、あるいはRSSのような取り決めだけがあって、それに準拠したソフトウェアやサーバー、ビュワーを自由に選べる。プラットフォーム以後のぼくらは、その自由をだいぶ忘れかけているけど、インターネットって本来、疎結合で分散的なものだった思う。Fediverseも、「プロトコルとしてのソーシャルメディア」の実装を目指しているんじゃなかったっけな。

XやLINE、メルカリのUIが[クソ](/Enshittification)になっても、HTTPやEmailという仕組み自体がメタクソ化することはない。一時期スパムメールは増えたけど、ベイジアンフィルターのおかげでそこまでひどいことにはならなかった。Trackbackはちょっと失敗しちゃったかもしれないけど。Web標準はGoogleとAppleにやや牛耳られ気味ではあるけど——だからこそ、グッドルーザーとしてのMozillaには生き残ってもらわないと困る。でも少なくとも私企業によるプラットフォームと違って、プロトコルを介したネットワークは、VCや株主に「ユーザーにとっての質」を人質に取られることはない。ていうか、取りようがない。

……と、何が書きたいのか分からなくなってきたけど、そんなこんなもあって、最近はあらためて[Ted Nelson](/Ted_Nelson)や[J. C. R. Licklider](/J._C._R._Licklider)がかつて何を語っていたのか、自分なりに深ぼっているところ。タナカカツキさんたちの[デジオ](/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%AA)や、[Olia Lialina](/Olia_Lialina)の『 [Vernacular Web](/vernacular-web)』なんかも、やっぱりいいなと思う。[久保田晃弘](/%E4%B9%85%E4%BF%9D%E7%94%B0%E6%99%83%E5%BC%98)先生や[林 洋介](/%E6%9E%97%E6%B4%8B%E4%BB%8B)さんにここのところ色々教えてもらってホクホクしてる。

それに、「再考したい」とかだけじゃなくて、制作においてもなにか出来ないか、試行錯誤している。名前を出すか迷ってるけど、いい機会なんじゃないかって珍しくWeb案件を受けたりもして、自分なりの[Digital Gardening](/Digital_Gardening)をCMSって形で実装してみたりもしている（クライアントには、HTMLとMarkdown、YAML、それにgitも覚えてもらった）。そのへんはCosenseの[増井俊之](/%E5%A2%97%E4%BA%95%E4%BF%8A%E4%B9%8B)先生や[橋本翔](/%E6%A9%8B%E6%9C%AC%E7%BF%94)さん、Obisidianの[Steph Ango](/Steph_Ango)の影響を多分に受けている。

細かい話をすれば、[大島 遼](/%E5%A4%A7%E5%B3%B6%E9%81%BC)さんも言及していたけど、そもそもデフォで公開物に付与されるのはコピーライトであって、パブリック・ドメインじゃないんじゃないか。あと、サブスクというビジネスモデルは（AI系サービスならまだしも）フェアユースには立脚していないのでは、という感想も一方ではあるのだけど、それでも、5年前に学生向けに書かれたメールをこうして公開してくださって、議論の場を作ってくださったことに、めちゃくちゃ感謝しています。次の記事も楽しみにしています。
