Baku Hashimoto

橋本 麦

CATEGORY
Diary

性的対応表

何かかしらの拍子に偶然トレンド入りした「性的対応表」という謎のことばを見た人が, 「『性的対応表』がトレンド入りしてるんだけどどういう意味なんだろう」と反応することが「性的対応表」のトレンド入りを持続させる, っていう現象, 面白い. なんとなく鮫島事件を思い出すけど.


検索のサジェスチョン機能でもこれに似た構図の現象がある. 例えば「イソタ―ステラ― つまらない」が一度サジェスチョン候補に入ってしまうと,

って反応をする人がいて, そのことが却って「イソタ―ステラ―」と「つまらない」の関連度を強固にしてしまう.

と俯瞰的に語るツイートすらも関連度に貢献している.

という僕のこの記事も, クローラに拾われて, Google検索の「イソタ―ステラ― つまらない」の関連度をほんの少し強めてしまうことに貢献してしまうとファンとして悲しいので, 「イソタ―ステラ―」って敢えて書いたんだけど, 多分表記ぶれ補正されてしまうので意味がない.

12 17, 2015

異業種コラボレーション とか銘打ったとて, 表面上のスキルやトーンは違ってても, 結局意識の高さレベルとか, そのシーンにおけるスタンスや切り口はトポロジー的に同じ(適当な意味で使ってる)なことが多い気がする, 全く悪気なく, 僕の高校時代レベルのリテラシーで比較すると武田双雲とチームラボはトポロジー的に同じ.

一方のシーンからするともう片方のシーンはすげぇ内輪臭くてゴミみたいなクオリティに映って, もう片方からするとツルッツルに均質化された酷くコマーシャルでつまらない世界に映って, しようと思えばお互いのシーンを別に無視できる位, 要するに「ノリ」の違うシーンの人と作って初めて見えてくるものがあるし, 自分のシーンにおける粋と野暮, ナウさとダサさをより俯瞰視点で相対化できる気がする.

それが小劇場とテニミュなのか, EDMと奥華子なのか, バーグハンバーグバーグとユーフラテスなのか分からないし, 双方のシーンにとって意味のわからないものになる可能性もあるけど, 結果は置いといて, やってる当本人にとってはすごく実りのある体験にはなるんじゃないかなぁ.

ノガミカツキと映像作ってる時に思った. コラボレーションからのイノヴェーションだか何だか的な意識高いアレでも, 全然違うタイプだけど認めてるぜ的なマブダチ感を醸したい訳でもなしに, それは, わりかし率直に思う.

映像作ってる人の中でも, なんとなくアート・アニメーション界隈とかエナジードリンクにやたら詳しい界隈, クリエイティブ・コーディングみのある界隈とか, オモシロい其れ即ちクリエイティブな界隈, インターネット・ミーム大好き界隈, 政治的関心度高い界隈とかやたら細かく分断されてる感覚はあって(半径50mの話), 映像クリエイター飲みつってもそのクラスタを超えて集まることはあまり無かったりするのだけど, 多分そういうノリの違いこそ越えていくべきで, 「よさ」が単一のクラスタに閉じたサムいものにならない為には, そういう人と一緒に作っていくべきなんだと思う.

いちいち細かいインターネット感の違いを遠目にあざといなぁー思ったり, 無関心を装ったシニカルな目を向けていたりするのはただただ機会損失(この言葉選びにシニカルになるクラスタもある)でしかなくて, 個人的にすごく寂しいし, なんかもっと(自分含め)みんなナイスになれればいいのになぁって最近感じる.

おまつりトライアングル

性格悪いよね、というのは久美子が人の流れに沿っているようで、実はそうではないということを言いたいんだと思う。優しい顔をして心には毒を持っている。けれども、それは人を中傷するだけの悪口ではなくて、純粋に感じるシニカルな毒なんだ。

例えば大統領になりたいとか、宇宙飛行士になりたいと言う人がいるよね。それに対して「なんで?/どうやってなるつもりなの?/そんな困難なことをどうして夢見るの?」とクエスチョンマークを引っさげて悪意なく問いかける人は滅多にいない。麗奈は久美子の全国~の何気ない一言で、自分の信念を見直して再評価する機会を得たんだと思う。だから、麗奈は久美子の物の見方に興味があるんだ。

フロム・ディスタント:響け!ユーフォニアム 第8話「おまつりトライアングル」:海外の反応

11 05, 2015

野良猫に餌をあげる近所の迷惑夫婦だったり, カーステレオでダサいEDMを爆音で流して疾走する兄ちゃんだったり, なんで今自分客観的に見たらすごくやなことやってるのに自覚できないんだろうなーって局面は結構あるけど, そういう人ほど, その人の立場からすると本心から善意でやっていたり, 本心からそれをイケてると思っていたりするわけで, それはちょうど, 僕らがゴミを拾ったりインターステラーの映像をカッコいいと思ったりするのと同じ位の確かさ・自明さで本人たちもそう信じているんだ, っていうのをちゃんと相対化して捉えないといけないなと感じる.

お前善意でやってるつもりだろ? その行為を咎められたらさぞかし野暮だなぁ思うだろ? はい, それ今お前, 野良猫に餌やる夫婦と同じな, って自分自身の行動を客観視できる程度に頭の良い人はなかなか居ない辛さ (多分自分もそう)

11 01, 2015

作る側の人がそれに自覚的になりながら手動かすとサムくなるような要素って結構あって, ユルさとかマジキチさとかヤバさ, 変態さの類は, 今自分らこんな変なことやってまっせって意識してるうちは結果にもあざとさが滲む気がする.

その変な世界, ズレた価値基準が自分の中で当たり前に感じられる位に真摯に没入して初めて, 公理系として閉じた, 納得感のある変なものができると思うし, 日本語ハッシュタグ大喜利に興じる程度のリテラシー層以外のシニカルな奴らにも認めてもらえるものが作れるんじゃないかなって最近感じてる.

ランナウェイ説

メモ.

雄(雌)のある形質に対する雌(雄)の好みが、ある程度以上の頻度で集団内に広まると、その形質を持っている雄(雌)しか配偶相手として選ばれなくなるプロセスが働くと考える。 雌(雄)がどういう形質を好みとするかは、生物学的な意味や生存競争上の有用性とは関係しないため、ランナウェイプロセスにより獲得した形質は装飾的で実用的でない場合も多いとされる。生存競争等の側面から見ると、雌(雄)は必ずしも良質な雄(雌)を選んでいるわけではないことになる。
ランナウェイ説 – Wikipedia

Afsluitdijk

上司がオランダのアフシュライトダイク(世界最大の干拓堤防)を飛行機から見たとのこと.

僕の中で「三大・グッと来る海上の細長い道路」としてはAfsluitdijkの他に, ノルウェーのAtlantic Ocean Road, カナダのコンフェデレーション橋があって, 刺さりすぎて”EYE”のMVでも使っていたくらいなので, 国際免許をとって20代のうちに制覇したいです.

(7 Mile Bridgeは若干チャラい)

Her Morning Elegance / Oren Lavie

久々に観て, 改めて感動してしまった.

卑屈な性格もあいまって, 大体の作品が, 発想は面白いのに体験として気持よくないか, 細部にセンスは感じるんだけど「それっぽさ」以上の印象が残らないかのどちらかに感じてしまう.

だからこういう, 全体のアイディアと細部のアニメーションの両方が噛み合って良さを引きたてている作品はとても刺さる.

9 06, 2015

ストリートなりクラブなりインターネットなり、10代の頃に影響を受けたシーンが何かかしらあるワケだけど、自分にとってのそれは多分ハッカー文化で。

小学の頃からコードは書いてたし、Paul Grahamのエッセイや”How to become a hacker”は厨二の最中変な影響受けてた気がする。(中学のタイムカプセルに将来始めるスタートアップの社名が書かれている)

とはいえLinuxのディストリビューションを自作してたブログ友達や高専の友人には敵わなかったし、GitHubも知らない所詮ワナビーだったとは思うけど、肌感覚として互恵性だったり、オープンであることはクールだって価値観が染み付いてるのは、財産だなぁ、って最近になって実感してる。

9 04, 2015

ここにきて改めて、hydekickさんの作ったこの方のポートフォリオ、本当にめちゃくそクールだなって思う.

Tèzzo SUZUKI / 鈴木哲生

パクリもなにも、前提としてEverything is remixなワケで、要はどうremixするかの話でしかない.

引用元を明示して、自分がどう編集したかをオープンにするのは、論文やプログラムの世界では当たり前のように行われていることだし、「創作物」として見られがちなデザインも、実はそうした見せ方をしていくのが自然なことなのかもしれない と感じた.