Baku Hashimoto

橋本 麦

モーショングラフィックス

小さい頃から、
映画の冒頭に出てくる、配給会社のCGが作りたくて、
CMの最後の1.5秒、企業ロゴのVIみたいなのが作りたくて、
たまらなかった変な小学生でした(笑)

ソフトもないからペイントで縦長の画にフィルムの要領でコマを描いて
Media Playerでバック音楽を鳴らしながら
一画面ずつスクロールした絵を段ボールの上に置いたカメラで撮影したっけ。
だけど肝心の最後の部分で台所の包丁の音が「トントントン♪」って入ってしまって
がっかりしたっけ。

そんな奇妙なフェティシズムは誰にも理解されないわけで、
自分でもそんな事位分かっているつもり。
画面上をぬるぬる動くグラフィックスだけでお腹いっぱいになれるのは
僕がそういう「映像を視覚のみで楽しむ事ができる」人種だからなわけで
ほとんどの一般ピープルは、それだけを見せられたところで
「だから何?」
でスルーしてしまうことくらい目に見えてる。
一般ピープルの感性が低いとか言いたいわけじゃなくて
ただモーショングラフィックスというジャンルが広く認知されていない為に
それを楽しむという概念が定着していないだけ。

だから、今まで何か映像を組むときは
「モーショングラフィックスとしての美しさ」
だけではなくて
そこに常に
「映像コンテンツとしての面白さ」
を加えるようにしていた。
いや、むしろ後者を第一に優先していた位。

たまには
徹底的に「映像美」にだけ拘ったものが作ってみたいな。
なんて最近思っています。