Baku Hashimoto

橋本 麦

ツール

自分では、
何にも束縛されない自由な状態での発想を
出来る限りそのままアウトプットするために、
技術やテクニックを身につけているつもり。

「空中を飛び回るUFO」の映像を
マッチムーブや3DCGを扱えないから、
なんてつまらない理由で諦めてしまうことが
勿体なくて溜まらないわけ。
して僕の場合、ディスカバリーチャンネルやSFモノが好きだったから
頭に思い描く映像はいつも制作する上での難易度が高い映像ばかり。

だから、審査員の方に
技術に走っている、
学生らしからぬ、
的な感想を述べられたとき、
いわれないような無念さを感じてきた。
自分ではそんなつもりはないんだ。
ツールありきで表現を詰めてきたことは一度も無いし、
技術力を見せびらかしたくて映像をしているワケじゃない。
ただ自分の思い描くイメージを
そのままの形で映像化したいために
ツールの力を借りているだけなんだ。
そう心のなかで反論してきた。

だけど、
いざ自分からツールを取り去った状態で映像を撮ってみて、
ああ、
自分っていつの間にか
ツールを使うことを前提とした発想しかできないんだなって
痛感した。
弘法筆を選ばず、なんて言うけれども、
良い筆を使う事に慣れすぎて
100均で買った安い筆しかない状態で、精一杯良い表現を求めてあがくことを忘れてしまったんだ、
とでも言うのかな。(笑

頑張ろー